ギフトは贈る相手の事をよく考える
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冠婚葬祭に見る日本のギフト

ギフトは贈る相手の事をよく考える 日本では、独特の贈答文化を築いてきました。日本の贈答は、感謝やお祝いの気持ち、お悔みの気持ちなどを形にして表します。贈り物をいただいたら、また別の形で、お返しをすることにより、贈り物のやり取りでお互いに気持ちを分け合うことができます。現代では、ギフトとして続いていて、日本人のよき伝統は守られています。自分が住んでいる地域では、不幸があって、目覚ましというものを持って行く習わしがあります。香典のほかに、お菓子やお酒を持って行って、それらのものを食べたり飲んだりして、故人を偲ぶというものです。よその地域ではあまり聞いたことがない慣習です。

結婚式のときはお祝儀を持って行きますが、帰りに引き出物をもらって帰ります。新郎新婦の思いがつまったギフトです。自分の職場の同僚の結婚式にいった時は、実家が和菓子屋ということで、上質な練り菓子で、堪能しました。2020年東京オリンピックの誘致の際、日本人のおもてなしの心がクローズアップされましたが、やはり贈答文化にも日本人の心が表れているような気がします。ただ、ギフトそのものが目的化してしまい、行き過ぎた商業主義にならず、気持ちのこもったギフトの文化が続いていくことが望まれます。
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